泌尿器がん

当院の取り組み

泌尿器がん

医師紹介

泌尿器科 部長 島袋 浩一
泌尿器科医長 又吉幸秀

泌尿器科部長 島袋浩一
日本泌尿器科学会専門医・指導医・認定医

泌尿器科医長 又吉幸秀
日本泌尿器科学会認定専門医
日本がん治療認定医機構認定医

泌尿器科がんとは

泌尿器科がんとは

泌尿器科で取り扱うがんの種類は、前立腺がんや腎細胞がん等がありますが、近年泌尿器科のがん手術において大きな変化がおきています。手術補助装置の発達により、2014年前立腺がんに対して手術用ロボット支援手術(ダビンチを使用しての手術)が保険適応となり、順次手術適応が拡大され、腹腔鏡手術からロボット支援手術へと変わりつつあります。

泌尿器がんの治療方針

当院ではダビンチの導入は未定ですが、手術侵襲を軽減する為に皮膚切開の長さを小さくする工夫を行っています。皮膚切開を小さくすることで手術直後の痛みは認めますが、痛みの持続する日数を短くする効果が期待でき、術後の回復も早くなり身体に負担を少なくするような手術を積極的に行っています。

当院の特徴

腎悪性腫瘍手術(腎摘出術)や副腎摘出術は腹腔鏡下で行っています。腎臓及び尿管を摘出しなければならない腎盂がんや尿管がんの手術については腹腔鏡を一部導入し、5mmの穴と10mmの穴2個及び下腹部に5~7cmの切開で手術を行っています。前立腺がんの手術では7~8cm(通常10センチ前後)の切開で手術を行っています。
 腎細胞がんの腎部分切除術についても工夫しています。検診の普及や検査機器の発達で、腎細胞がんは症状が出現する前に、人間ドックや検診などのエコー検査で見つかることが多く、がんのサイズも4cm以下のことが多くなっています。現在、腎細胞がんは4cm以下であれば腎部分切除術を行うことが主流となっています(『がん』が4cm以上でも部分切除術を行うことはあります)。腎部分切除術は、がんとその周囲の腎実質の一部を部分的に切除して、できる限り腎臓を温存するような手術です。この腎部分切除術でもロボット支援手術は適応となっており、腹腔鏡でも適応となっています。どちらの手術も0.5~1.5cmの鉗子やカメラが挿入される穴が4~6個必要であり、腎臓の血流を遮断し虚血状態(腎臓に血液が流れない状態にする)で行うことが主流となっています。当院では4~6cmの切開で腎臓の血流を遮断することなく、腎部分切除術を行っています。傷の長さは、やはり腹腔鏡やロボット支援手術にくらべ、大きくなりますが、腹腔鏡などの穴の合計は6~8個となり、また腎血流を維持することで、腎臓内での計測できないような血管の閉塞の誘発を防ぎます。痛みについては、術直後は硬膜外麻酔を使用しなければなりませんが、痛みの強い期間がこれまでの開腹手術に比べ短くなり回復も早くなっています。皮膚切開を積極的に小さくすることにより手術後の負担を軽くする工夫をしています。

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