医療技術部|薬剤科

診療科・部門

医療技術部|薬剤科

【薬剤師】中途採用情報はコチラ

「目指すカタチ」

社会医療法人友愛会の “友愛の心で人間性豊かな職場環境をつくり、健康づくりに寄与し、地域医療に貢献する” という理念に基づき、当院薬剤科は5年、10年、20年後を見据え次世代の高い臨床能力と感性豊かな人間性を兼ね備えた病院薬剤師の創造に取り組んでいます。 

患者さんへ

病院にも薬剤師がいるのはご存知でしょうか。病院薬剤師は主に救急外来や入院患者さんの治療について医師の指示の下、看護師や他の医療スタッフと連携し、お薬を安全に使用できるよう準備・管理しています。また患者さんが普段使用しているお薬の確認や、新しくお薬が開始されるときに使い方の説明を行うほか、必要な薬が継続されているか、副作用(お薬の望ましくない作用)が起こっていないかを確認します。病院薬剤師は入院病棟、外来、手術室など院内のさまざまなところで、患者さんが適切な治療を受けられるよう日々業務に取り組んでいます。

薬剤科概要

薬剤科では、医薬品の供給と調剤、薬学的患者ケア(ファーマシューティカル・ケア)を実践するとともに、院内の全病棟に薬剤師を配置、各種チーム医療にも積極的に参加し、医薬品に関連する業務についてすべての面で支えています。供給に関しては、購入計画・在庫管理・品質管理と院内の各部署への医薬品供給を通じて、診断や治療に必要な良質の薬を安定して確保する役割を担っています。薬学的患者ケアに関しては、入院された患者さんの持参薬の確認と処方設計、副作用歴、アレルギー歴等を考慮し、肝・腎機能、薬物血中濃度解析をはじめとした治療モニタリングと処方提案を通じて、医師と協働し有効で安全な質の高い薬物療法を提供し、患者さんの健康とQOL(生活の質)の向上につながる臨床薬剤業務を行っています。近年、業務にかかわる取り組みとして、一般名処方、処方箋問合せ簡素化プロトコル、フォーミュラリ(※2)を開始しています。当院の薬剤科の業務内容の一部をご紹介させていただきますが、院内において医薬品の動く場所には薬剤師が関わってほしいという要望が年々増加しており、基本の薬剤科業務はもちろん、院内の至る所で発生する薬剤関連業務に対して、限られたマンパワーで効率よく、かつ時間外業務が発生しないような業務構築の工夫と改善、修正を行いながら計画、実行しています。(※2)フォーミュラリ…患者に対して最も有効で経済的な医薬品の使用方針のこと

職員数:薬剤師/38名、助手・事務員/5名(2023年4月現在)

施設基準申請

  • 薬剤管理指導料
  • 病棟薬剤業務実施加算1・2 
  • 無菌製剤処理料
  • 外来腫瘍化学療法診療料
  • 実務実習生受入施設 
  • 術後疼痛管理チーム加算
  • 周術期薬剤管理加算
    (2023年4月現在)

認定資格

  • 日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師:8名
  • 日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師:1名
  • 抗菌化学療法認定薬剤師:2名
  • 感染制御認定薬剤師:1名
  • 腎臓病薬物療法認定薬剤師:1名
  • 日本病院薬剤師会認定指導薬剤師:1名
  • 認定実務実習指導薬剤師:3名
  • NST栄養サポート専門療法士:1名
  • 栄養サポートチーム研修修了者:6名
  • 術後疼痛管理研修修了者:2名
  • 腎臓病療養指導士:1名
  • 心不全療養指導士:1名
  • 日本糖尿病療養指導士:2名
  • アレルギー疾患療養指導士:1名
  • 小児アレルギーエデュケーター:1名
  • ICLSインストラクター:1名
  • BLSインストラクター:1名
    (2023年4月現在)

2022年度実績(月平均)

院外処方箋発行率(夜間外来を除く)

97.46%

調剤件数・処方箋枚数(入院)

内服・外用:7791枚
注射:9832枚

薬剤管理指導件数

薬剤指導件数:1330件
退院指導件数:668件

無菌調製件数

抗がん剤:247件
麻酔薬:122件
生物学的製剤:61件
TPN製剤:68件

術後疼痛管理チーム加算件数

256件

入退院サポート薬剤師介入件数

146件

腎移植外来指導件数

129件

がん患者指導件数

46件

救急外来薬剤師介入件数

45件

        

外来吸入指導件数

10件

CKD/そらまめ外来指導件数

6件

外来BIO製剤導入指導件数

7件

TDM解析件数

70件

治験実施件数

6件

  • 吸入指導等はコロナ禍の影響あり

業務内容紹介

調剤・製剤業務

入院患者さんの内服薬調剤を主な業務とし、定期処方薬や臨時・退院処方薬の調剤を実施しています。
薬剤科では患者さんに安心してお薬を使用していただけるようなさまざまな取り組みをしています。
電子カルテと連動した調剤支援システムを用いて処方箋や薬袋の発行を自動化し、お薬の飲み合わせや重複処方のチェック等をしています。処方箋の内容に疑問点や不適切な点があれば、必ず医師に確認してから調剤を行います。 

注射調剤管理業務

入院中の患者さんと外来で化学療法をお受けになる患者さんのための注射薬を個人ごとにセットしています。電子カルテに医師が注射薬の処方を入力すると、調剤支援システムにより、薬品ごとに定められている使用法(投与量・相互作用・配合変化等)に従って、正しく処方されているかどうかのチェックが行われます。その後各病棟へ患者さんごとにセットした注射薬の払い出しを行います。高額な注射薬も多く、また在庫の保管場所にも限りがあるため医薬品が欠品にならないよう在庫数を調整しながら適正在庫管理に努めています。

医薬品情報業務(DI業務)

医薬品を適正に使用するためには情報は欠かせないものです。すべての医薬品に関する情報を収集・管理・評価し、医師、看護師などの医療スタッフに提供しています。また、新規に採用となった医薬品について、オーダリングシステム上の医薬品マスターへの登録やメンテナンス管理も重要な業務となっています。現在、医薬品を薬剤科で評価していくためにこれまでの製薬企業からの情報のみでなく、治験のデータや臨床研究などから得られたエビデンスをまとめ、薬剤科主導で医薬品の評価を行っています。 

注射薬無菌調製業務(抗がん薬、麻酔薬、BIO製剤、TPN製剤)

レジメン※に基づいた抗がん薬の調製や、無菌的な操作が推奨される製剤の調製を行います。また、製剤ごとに投与方法の異なる生物学的製剤は、院内レジメン管理システムによる患者さんごとの投与量および投与計画、支持療法の確認と無菌調製に関わることで安全で有効な治療に寄与しています。
※レジメン…薬物療法を行う際の、医薬品の用量や用法、治療期間を記した治療計画のこと

薬剤科助手業務

薬剤師の業務補助として主に医薬品の発注や在庫管理、備品管理を行っています。卸業者への発注・納品はSPDという物流管理を一元化したシステムで管理しており、注射剤を含めた大量の医薬品が納品されます。薬剤助手は薬品棚へ医薬品を補充し、病棟ごとの定数医薬品の準備や伝票類の整理などを行っています。近年医師から薬剤師へのタスクシフトが進んでおり、薬剤助手による業務補助により日々の薬剤師業務が円滑に行うことができます。

手術室業務

2021年から手術室へ薬剤師を配置し、麻酔科、外科系診療科と作成したプロトコルに基づき、管理薬の調剤、管理及び麻酔薬調製業務を行っています。麻酔科医、手術室看護師と連携し入室から麻酔導入、手術開始までが円滑に進むよう薬剤管理業務を行っています。また、術後疼痛管理チームとして、麻酔科医と共に術後のラウンドを行い、疼痛状況の聞き取りや評価を行い、早期退院に向けて術後の疼痛コントロールを担っています。

病棟薬剤業務

当院では、救急病棟、ICU、HCUを含むすべての病棟に専任の薬剤師を配置し、患者さんお一人おひとりの薬物治療に参画しています。患者さんの入院時の持参薬やアレルギーの有無、自宅での管理状況、内服形態等の確認を行い、入院後の薬物治療に役立てます。これらの情報や、相互作用や検査値のチェック、ハイリスク薬の情報提供を通して、カンファレンスへの参加・多職種との連携を行い、チーム医療の一端を担うことで、患者さんへ安全で質の高い薬物療法を提供していけるよう日々努めています。また、医薬品情報(DI)担当と連携して、他の医療スタッフへも情報提供を行っています。抗菌薬TDM(薬物血中濃度モニタリング)に関しては各病棟担当薬剤師がTDMを行っており、ベッドサイドで患者さんの情報を集め、状態を確認しながら主治医、AST(抗菌薬適正使用支援チーム)とも協議を行い、投与方法の提案を継続して行っています。退院時には転院先の病院・施設またはかかりつけの薬局へ、患者さんの使用している医薬品や、医薬品の使用・変更歴、管理状況等の薬剤に関する情報をお伝えするために薬剤師が「退院時薬剤情報提供書」の発行に取り組んでいます。

治験業務

当院は2003年より、臨床治験業務に取り組んでいます。臨床治験(以下、治験)とは、製薬会社で開発中の医薬品や医療機器を患者さんや健康な方に協力していただき、使用したデータを収集して有効性や安全性を確認する試験です。決められた実施計画書に従い、厳格な管理の下、対象者の協力を得てデータの収集を行います。薬剤師は円滑に治験が進むように、治験責任医師の支援、治験審査委員会の運営や治験薬の管理を行っています。 

チーム業務

患者さんの状態に応じて必要な治療を提供できるように院内には多職種による様々なチームがあり、薬剤師は薬の視点からチームへ提言し、患者さんの治療をサポートします。 

ICT

ICT担当薬剤師が週1回の環境ラウンドへ参加し、消毒薬の適正使用推進、適切なタイミングの手指消毒について多職種と連携して活動しています。ASTとしては薬剤師がチームの中心となり、毎日細菌検査室で血液培養の確認と協議をチーム内で行い、主治医に対して薬剤変更及び追加検査についての助言と提案を行い、感染症診療の一端を担っています。COVID-19感染症においては治療薬、ワクチン管理、調製等、薬剤師が薬剤のプロフェッショナルという意識をもって多職種と連携しながら感染管理、治療の部分での役割を果たしています。今後も薬剤耐性(AMR)アクションプランの達成に向けて、適切な抗微生物薬の使用を推進し、あらゆる場面で薬剤師が主導で業務を行ってまいります。

NST

NST(栄養サポートチーム:Nutrition Support Team)は患者さんに最良の栄養療法を提供するために、医師、看護師、薬剤師、栄養士など様々な職種が集まり活動しています。NSTでは毎週1回、専任のメンバーでカンファレンスを行い、その後院内の栄養療法が必要な患者さんへ回診を行います。そこで、患者さんの栄養状態を評価し、適切な栄養療法を提言・選択・実施します。薬剤師として、薬という視点から患者さんにアプローチすることはとても大切なことです。 

緩和ケアチーム

医師・看護師と共にチームを構成し、カンファレンスや病棟回診を行い、がんによる痛みやその他の辛い症状の患者さんの症状緩和をサポートしています。チーム内で得た患者情報は各病棟担当薬剤師にフィードバックされ、常にチームと病棟担当薬剤師が情報共有を行っています。 

褥瘡チーム

褥瘡対策チームでは月2回のカンファレンス・ラウンドで褥瘡リスク患者さんの内服・外用剤、創傷被覆材の確認や提案を行い、病棟担当薬剤師とも連携し、適正な医薬品使用による褥瘡の早期治癒を目指します。 

精神科リエゾン

術後せん妄・不穏や不眠・抑うつ症状などの症例に対し、精神科医師、認定看護師、薬剤師、臨床心理士、PSW(精神保健福祉士)からなる精神科リエゾンチームにて週1回各病棟へラウンドを行い、情報共有や治療方針の提案を行っています。 

認知症サポートケアチーム

入院という普段と違う環境の中、認知症による行動・心理状態や意思疎通の困難さにより、治療が上手く進まない事が見込まれる患者さんに、認知症の悪化を予防し、治療を円滑に受けられるように、医師、認定看護師、薬剤師、臨床心理士、PSWで情報共有や治療方針の提案を行っています。 

心臓外科専任薬剤師

医師のタスクシフトの一環として、2022年6月より心臓外科専任薬剤師の活動を開始しています。 心臓血管外科では手術時間が長く、術後も患者さんの状態によっては医薬品の細かい調整が必要ですが、 現行の体制ではマンパワーが不足している現状がありました。 心臓外科医師から心外専任薬剤師へPBPM(※)を含むタスクシフトを行い、処方支援や治療薬管理をすることで、医師の負担軽減とチーム医療の円滑化を図り、治療の質を担保する事を目的としています。 
(※)PBPM…プロトコルに基づく薬物治療管理のことで、事前に医師と合意したプロトコルによって薬剤師が主体的に治療に関する業務を行うこと 

外来

がん治療センター化学療法室における薬剤管理指導業務(外来がん薬物療法)

複数の抗がん剤を組み合わせて行う化学療法は、院内の化学療法委員会で承認されたプロトコルに基づいて実施されます。がん薬物療法認定薬剤師を中心に院内レジメン管理システムによる患者さんごとの投与量および投与計画、配合変化、支持療法の確認と無菌調製に関わることで安全で有効な治療に寄与しています。服薬指導シートを使用し、外来化学療法患者さんへの指導も行っています。 

入退院サポートセンター

入院前から検査や必要なチェックと説明を多職種によるチームで行うことで患者さん・ご家族の不安を軽減するとともに、入院期間の短縮を図ることを目的としています。手術のため入院される患者さんの使用中の医薬品、副作用歴・アレルギー歴、服用しているサプリメント・市販薬などの確認、抗血小板薬、抗凝固薬服用の有無や医師からの術前中止薬の指示を確認して持参薬鑑別報告書を作成し、麻酔科医に情報提供するとともに、中止が必要な医薬品があれば患者さんに説明を行っています。持参薬鑑別に関しては薬剤師アシスタントと連携し、事前に薬剤師アシスタントが入力した鑑別書を薬剤師が最終確認を行う体制を整え、タスクシフトを行い、業務の効率化と円滑な運営をしています。さらに当院では、術前中止薬の確認だけでなく、術前に確認・コンサルテーションが必要な糖尿病や、免疫抑制剤内服歴など患者さんの状況に合わせて対応することができるよう業務を行っています。2021年より介入診療科を広げ、手術室担当薬剤師や病棟担当薬剤師と連携し取り組んでいます。

友愛医療センターER

当院ERは、「ことわらない救急」を目指し、一次から二次、そして当院でも対応可能な症状であれば三次救急まで、非常に広範囲にわたる患者さんを受け入れています。より多くの患者さんに我々の医療を提供するため、新病院への移転を機に、設備などのハード面はもちろん、救急スタッフの専門性や連携もより高めています。現在はERに薬剤師を1名配置し、日常的に急変時、挿管時やt-PA使用時、抗凝固薬中和薬の対応を行っています。受け入れた患者さんの症状について薬学的観点から分析し、投与歴を踏まえた適切な医薬品や投与方法を検討・提案するなど、幅広い患者層に合わせて臨床推論スキルを用いてERチームの一員として医師をはじめ多くのスタッフと共に治療にあたっています。 救急の現場では状況によってマンパワーが不足することもあるため、「薬剤に関しては薬剤師にまかせて!!」という気持ちで積極的に関わっています。初療室で刻一刻と状態が変化する多くの患者さんお一人おひとりを診ることは決して簡単なことではありませんが、多職種間の垣根が無く、チームとして非常に良く連携しており、他職種から頼られることも非常に多いです。 

Bio製剤指導外来(生物学的製剤等)

外来患者さんを対象に生物学的製剤や抗リウマチ薬の導入時など、医師からの依頼を受けて病態に合わせて各薬剤の特徴や飲み忘れた場合の対処法など、薬剤指導を中心に薬物療法のサポートを行っています。

そらまめ外来(腎代替療法選択サポート外来)

そらまめ外来では担当薬剤師が保存期腎臓病患者さんへ腎代替療法の選択サポートや腹膜透析液の管理、薬剤指導を行い、腎臓内科医師、看護師、心理士、栄養士と相互に連携しながらサポートを行っています。 

腎移植外来

当院では2~3件/月の腎移植が行われており、腎移植レシピエントを対象に週4回薬剤師が担当しています。介入時に問題点が見つかった場合、スムーズに担当医へ相談できるように診察前の薬剤師介入を心掛けています。移植後は免疫抑制剤の服用が必須であり、移植腎が機能している間は継続して飲み続ける必要があります。 免疫抑制剤は副作用や相互作用も多い医薬品であり、一定の血中濃度を保つ必要があるため、継続した副作用のモニタリング、併用薬との相互作用の確認が重要です。 また、合併症に対する医薬品(降圧薬、脂質異常症治療薬、高尿酸血症治療薬など)も併用している患者さんが多いため、それらの管理及び指導、さらにさまざまな腎機能の患者さんがいるため、それぞれの腎機能に応じた投与量であるかも継続して確認を行っていきます。 

吸入薬支援外来

吸入薬支援外来では担当薬剤師が呼吸器内科・小児科医師と連携し、患者さんの状態に合った薬剤選択、吸入薬のデバイス指導を行っています。また、吸入指導を行った際には吸入手技確認書を用いて、院外保険薬局との連携も継続的に行い、喘息・COPD患者さんの治療向上に寄与しています。 

教育・研修

新入職員初期研修

研修を通して、新入職スタッフが院内医療スタッフの一員としてチーム医療に貢献できる薬剤師となれるようにサポートします。 新人薬剤師に対して、プリセプターの先輩薬剤師が1人ずつ担当し、患者さんに効果的で安全に薬物療法を受けていただくために必要な基本的業務内容や、薬剤師として必要な技術・基礎知識・臨床での薬学的知識などの修得を目標とした研修プログラムを実施しています。 

実習生受け入れ実績

2019度からは改定された新コアカリキュラムで推進されているOutcome-Based Education (学習成果) を明確化し、学習成果基盤型教育での実務実習を行っていきます。 当院でも新コアカリキュラムに基づき2.5ヶ月間の実務実習を行います、調剤、注射、製剤、医薬品情報、TDM、病棟薬剤業務、多職種連携カンファレンス、チーム医療ラウンド、専門薬剤師業務などの実習を行い、薬剤師の資質として必須の「薬物療法における実践的能力」、「薬剤師に必要な心がまえ」、「患者・生活者本位の考え」、「コミュニケーション能力」などを身につけるための教育を行っていきます。

  • 2018年度 6名
  • 2019年度 7名
  • 2020年度 2名
  • 2021年度 5名
  • 2022年度 4名
  • 2023年度 6名

学会発表

2022年度

  • 困った症例、一人で悩んでいませんか?~関連図を使った問題解決~「多職種連携に繋げることで糸口を見つけられた事例」
    第38回日本小児臨床アレルギー学会
  • ジアフェニルスルホンによる薬剤性メトヘモグロビン血症をきたした1例
    第25回日本臨床救急医学会総会・学術集会
  • 救急・集中治療領域におけるタスクシフト/タスクシェア−COVID–19感染症患者の挿管対応を中心に–
    第81回九州山口薬学大会
  • ICU病棟薬剤師による処方支援の取り組み~心臓血管外科におけるプロトコルに基づく薬物治療管理(PBPM)の導入~                                      
    第81回九州山口薬学大会
  • より良い吸入支援をしていくために~私たち薬剤師の挑戦~                   
    第81回九州山口薬学大会
  • 友愛医療センターにおける睡眠薬フォーミュラリ導入による医療安全活動~転倒率改善に向けて~  
    第32回日本医療薬学会年会
  • 当院における腎移植患者の骨粗鬆症管理の実態調査                       
    第16回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会
  • 腎移植外来における薬剤師の介入~第二報:相互作用に関連した活動               
    第16回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会
  • 処方箋問合せ簡素化プロトコル運用を通した病診薬薬連携の強化~医療の質向上に向けて~     
    第35回沖縄県薬剤師会学術大会

2021年度 ★受賞演題

  • ★「AKI合併感染症起因DICに対するrTM製剤の至適用量調査」
    第24回臨床救急医学会
  • 「クリティカル担当薬剤師によるCOVID-19挿管管理薬剤支援について」
    第24回臨床救急医学会
  • ★「腹膜透析患者に対するバンコマイシン腹腔内投与法の検討」
    第15回日本腎臓病薬物療法学会
  • ★「処方箋問合せ簡素化プロトコル運用を通した病診薬連携の強化 ~医療の質向上に向けて~」
    第71回日本病院学会
  • 「医療用麻薬の適正使用に向けて~調剤済麻薬廃棄の現状調査~」
    第14回日本緩和医療薬学会年会
  • 「沖縄3病院合同フォーミュラリ~地域フォーミュラリ推進に向けて(第1報:策定・導入まで)」
    医療薬学フォーラム2021/第29回クリニカルファーマシーシンポジウム
  • 「薬剤師による血糖管理を中心にしたTPN処方モニタリングの効果」
    第36回日本臨床栄養代謝学会学術集会

2020年度

  • 「当院におけるRBC、MCHから見た腎性貧血治療」
    第65回日本透析医学会学術集会総会
  • 「沖縄県二次救急施設におけるICU担当薬剤師の関わり」
    日本集中医療医学会第4回九州支部学術集会
  • 「外来吸入支援チームの介入による吸入手技確立の現状と問題点の検討」
    第30回日本医療薬学会年会
  • 「TKA術後iv-PCAの使用状況調査~周術期の薬剤師介入を目指して~」
    第30回日本医療薬学会年会
  • 「アルコール多量飲酒後にメトホルミン関連乳酸アシドーシスを起こした1例」
    第30回日本医療薬学会年会
  • 「豊見城中央病院におけるASTと心臓血管外科の連携状況の報告-感染性心内膜炎外科的治療症例-」
    第30回日本医療薬学会年会
  • 「小児アレルギーエデュケーターによる地域活動での講習内容の検討」
    沖縄の小児保健 第47号

2019年度

  • 「薬剤師による緊急薬剤 搬送システムの運用 -薬剤師の患者急変時対応に対する意識変化-」
    第23回日本臨床救急医学会総会学術集会
  • 「腎移植外来における薬剤師の介入」
    第3回沖縄県病院薬剤師会学術講演会
  • 「腎細胞癌に対して、ニボルマブからエベロリムスへ切替え後に発症した難治性口内炎の一例」
    第24回日本緩和医療学会学術大会
  • 「高齢糖尿病患者における重症低血糖回避に向けた取り組み」
    第8回日本くすりと糖尿病学会学術集会
  • 「豊見城中央病院薬剤科における初期教育プログラムの構築」
    第29回日本医療薬学会年会2019
  • 「転倒・転落患者における睡眠薬の影響~当院での転倒リスクを考慮した薬剤プロトコール構築に向けて~」
    第29回日本医療薬学会年会2019
  • 「最南端からお伝えする施設間連携のための薬剤管理サマリー」
    第29回日本医療薬学会年会2019
  • 「当院血液透析患者における絶対的鉄欠乏各種パラメーターとMCHの関連調査」
    第13回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会
  • 「腎機能低下患者の亜鉛コントロールについて多職種での関わり」
    第13回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会
  • 「腎細胞癌に対して、ニボルマブからエベロリムスへ切替え後に発症した難治性口内炎の一例」
    第33回沖縄県薬剤師会学術大会
  • 「当院におけるClostridioides(Clostridium) difficile感染症治療の現状」
    第33回沖縄県感染管理研究会
  • 「豊見城中央病院における感染性心内膜炎外科的治療症例への治療支援状況」
    第35回日本環境感染学会総会・学術集会
  • 「ペラミビル注射剤の使用実態調査」
    第35回日本環境感染学会総会・学術集会
  • 「当院の経口抗菌薬の使用状況に関する調査報告」
    第35回日本環境感染学会総会・学術集会
  • 「抗真菌薬の併用でTAC・EVRのトラフ調整に難渋した一例」
    第53回日本臨床腎移植学会
  • 「摂食嚥下障害患者における薬剤の使用状況と薬学的介入の必要性」
    第35回日本静脈経腸栄養学会学術大会

医療関係者向け情報

院外処方箋問合せ簡素化プロトコルについて

当院ではプロトコルに基づく薬物治療管理の一環として、調剤上の形式的な問合せを減らし、患者さんへの薬学的ケアの充実、処方医や保険薬局の負担軽減を図る目的で「院外処方箋問合せ簡素化プロトコル」の運用を行っています。本プロトコルの運用にあたっては、趣旨や各項目の詳細についての説明会を聞いていただいた上で合意書を交わすことを必須条件としております。 プロトコルに関する合意希望やお問い合わせについてはお電話にてご連絡ください。

フォーミュラリについて

おわりに

今後の沖縄県南部医療圏における友愛医療センター薬剤科の果たすべき役割は大きくなってきていると感じています。薬剤科としても、地域の慢性期療養型施設との連携はもちろんのこと、地域の保険薬局、介護保健施設、行政、保健所など幅広く地域医療を守るために病院薬剤師として価値ある業務をこれまで以上に行っていけるように業務拡充を視野に入れ業務展開していきたいと考えております。また、スタッフ一人ひとりのキャリアプランとライフプランの充実、さらには仕事に対するやりがいに溢れ、人間性豊かに成長していくことができるよう、地に足をつけ新たな病院薬剤師を創造、育成していき、院長の掲げる「日本一、地域に信頼される病院」を目指すべく、当院薬剤科もその役割を果たしていきたいと考えています。

外部リンク

友愛医療センター薬剤科インスタグラム