2023年04月28日 取り組み

看護師特定行為研修の実技試験(OSCE)が行われました

 4月25日、友愛医療センターにて看護師特定行為研修の実技試験(OSCE)が行われました。3期生の9人が試験に挑み、経口用気管チューブの位置調整や直接動脈穿刺法による採血、橈骨動脈ライン確保の手技を評価者の前で実施し、フィードバックをもらいました。緊張感が漂う中、実践を想定しながら皆さん集中して目の前の課題に取り組んでいました。今後、研修生は現場実習に臨み、手技の習得を目指します。

 特定行為とは、医師の指示のもとあらかじめ作成された手順書に従って、専門的な知識・技術を持った看護師が行う診療の補助を指します。高度急性期医療の現場において、患者さんの状態を迅速かつ的確に判断し、必要な処置を即座に行うことのできる看護師がいることはとても重要で、このような看護師が一人でも多く活動することで医療の質向上に繋っています。

 友愛医療センターでは、特定行為を行う看護師を養成するため、2020年から特定行為研修(1年間)を開講しています。これまでに院外研修生3人を含む17人の特定看護師が誕生し、その知識と技術を活かして現場で活躍しています。