リウマチ・膠原病内科

診療科・部門

リウマチ・膠原病内科

概要

当科では、全身性の自己免疫疾患である膠原病や関節リウマチの診療を行っています。患者さんの病状を改善し、できる限り通常の日常生活やライフイベントを送っていただくことを目標に、それぞれの患者さんに応じた治療の選択肢を提供させていただいています。
当科では、2人の日本リウマチ学会リウマチ指導医を含む4人の専任医師の体制で国際標準・最新の知見に基づいた外来と入院診療を行っています。さらにリウマチ財団認定看護師、リウマチ財団認定薬剤師、専任メディカルアシスタント・クラークによりチーム医療を実践しています。また、若手リウマチ膠原病科医の教育・育成にも力を入れており、日常診療における指導・教育、教育セミナーの開催・参加、国内・海外主要学会での研究発表・参加を通じ、最新の診断方法や治療方法を学ぶ機会を提供しています。沖縄県内の「真にリウマチ膠原病診療ができるスペシャリストとしての専門医」の育成に力を入れています。県内や県外の医療機関、かかりつけの先生からリウマチ膠原病専門医療機関の専門医に至るまで、多くのリウマチ膠原病の高度な専門診療を要する患者さんの紹介を受け入れています。

診療体制

リウマチ膠原病は全身性の疾患であることから診断や治療の選択には、詳細な問診、丁寧な身体診察、多岐にわたる検査とその慎重な解釈が日常の診療に不可欠です。とくに初診の外来では、患者さんお一人おひとりに十分な時間をかけ、ときには複数医師の確認のもと診療を行っています。初診の外来は十分な時間をかけられるように火曜日、水曜日、木曜日の午後に行っています。ただ、病状の進行が心配な場合などには紹介元の先生のご意見を参考に予約を早めるなどの対応も行っています。
そのため、事前に診察日程の調整を担当者が行いますので、リウマチ膠原病科へ受診を希望される際には紹介状のご用意と事前の電話連絡(予約センター:098-850-3988)をお願いいたします。
2019年度から「リウマチ膠原病科」としてさらなる専門医療ができるようにリウマチ膠原病専任医師による診療体制をとっています。現在、予約・再診外来は月曜日から金曜日まで内科外来やリウマチ外来(整形外科外来側)の診察室を使用し診療しています。

主な診療疾患・専門的な診療を行っている疾患

  • 全身性エリテマトーデスおよびループス腎炎
  • 混合性結合組織病
  • 皮膚筋炎・多発性筋炎
  • 全身性硬化症(全身性強皮症)
  • ベーチェット病
  • 血管炎(高安病、巨細胞性血管炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)
  • 成人スティル病
  • 関節リウマチ
  • 乾癬性関節炎
  • 脊椎関節炎(強直性脊椎炎、反応性関節炎、炎症性腸疾患に伴う関節炎)

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