
診療科・部門
心臓血管外科

当科では冠動脈バイパス術は患者様にとっての侵襲が少ない「心拍動下冠動脈バイパス術」を100%完遂しており、移植血管の開存率は96.9%と良好です。また2015年より胸骨を温存し術直後より早期社会活動復帰が可能な「低侵襲冠動脈バイパス術:MICS CABG」を開始し良好な治療結果を提供しております。僧帽弁閉鎖不全症に対しては自分の弁をうまく形成して人工弁を使用しない「形成術」を積極的に行い成功率 98.5%です。大動脈瘤に対しては患者様の体にとって負担の少ない「ステントグラフト挿入術」も施行可能であり、手術時間1-2時間、入院期間1週間を実現しております。
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心臓血管外科の医師について
友愛医療センターの心臓血管外科医師についてご紹介いたします。
当科の目指す心臓血管外科治療
1.原疾患に対する根治術
患者様が体力的、気力的に手術を乗り越えられるラインを見極め、安全域での根治術を心がけています。我々が対象とする疾患は機能回復目的の心臓血管修復や破裂回避目的の人工血管置換がほとんどですから治療目的は「根治」です。妥協なき「根治術」を目指します。
2.術後ADL(Activities of Daily Living)を落とさない周術期管理
ADLは、一般的には『日常生活動作』と訳されます。日常生活を営む上で、普通に行っている行為、行動のことです。我々は入念な術前検査による全身評価と、術後の体力を早期に回復させるために手術翌日からの早期心臓血管リハビリを積極的に行っており、術後2週間以内の自宅退院を目指しております。
3.危機的状態にある患者様の救命
循環破綻した患者様にとって外科的な緊急手術でしか救命することができない状況があります。全患者様の約2割がそのような状況で来院され、緊急手術となっております。現在までのところ全患者様を救命し社会復帰することができました。これは我々の使命でもありますので全力を尽くし今後も対応したいと思います。
当院における術後心臓リハビリ
手術後は心臓専門のリハビリスタッフによる安全で速やかな心臓リハビリを行うことが重要となります。心臓リハビリでは早めに体力を回復することと、術後に起きるかも知れない様々な合併症を予防することが目的となります。従って心臓手術後1日目からベッドから起きる、立つ、歩くといった内容のリハビリを行います。「そんなに早くリハビリを行って大丈夫?」とのご質問もお受け致しますが、心臓専門のリハビリスタッフが心臓外科医や看護師と 常に連携をとりながら心臓リハビリを行っていますので是非ご安心下さい。今まで「歩くと胸が苦しくなった」「動くと胸が痛くなるから孫と散歩も出来ない」と仰っていた患者様から、手術後は心臓が良くなったことで「歩いても胸が苦しくない」「孫と買い物に行ける」といった声をお聞きする事があります。このように心臓外科手術後の患者様の生活の楽しみが広がることが私たち心臓リハビリスタッフの目指すことと考えています。
手術時間について
狭心症手術 |
2~5時間 |
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弁膜症手術 |
3~5時間 |
胸部大動脈手術 |
4~6時間 |
広報誌ゆうあい
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心臓血管外科 後期研修医募集
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