形成外科

診療科・部門

形成外科

概要

形成外科は、顔面・手足・その他全身にわたる部位の外傷、傷跡などによる後天性変形や先天性異常を外見的・機能的に配慮しながら修復再建し治療を行う外科です。機能のみならず形態・外見に配慮した治療を友愛の心をもって実践することで患者さんの社会的適応を妨げないようにすることが当科の使命と考えています。

「あざ」の治療

当院ではVbeamⅡ、Qスイッチルビーレーザーを用いた「あざ」の保険治療を行っています。特に小児における広範囲のあざや顔面のあざについては、麻酔科と連携して全身麻酔下での日帰りレーザー治療を行っています。2022年1月~12月までの1年間で534件の手術を行い、そのうち66件が全身麻酔下の日帰りレーザー治療を行いました。大人の「あざ」や小範囲の「あざ」については外来での照射も可能です。

・VbeamⅡ
赤あざ:乳児血管腫、単純性血管腫、毛細血管拡張症については保険での照射が可能です。
炎症性のニキビ、老人性血管腫、ケロイドに対する自費診療も行っています。
・Qスイッチルビーレーザー
青あざ:太田母斑、異所性蒙古斑は保険での照射が可能です。
茶あざ:扁平母斑に対し保険での照射が可能です。
そのほか、外傷性刺青についても保険での照射が可能になります。
老人性色素斑、刺青に対する自費診療も行っています。

乳房再建外来について

乳がんの治療に伴い乳房を喪失した場合、様々な場面において患者さんにおける生活の質(QOL)が治療前と比較して低下することが想定されます。
近年では、再建方法が進歩してより美しい乳房が再建できるようになってきました。その結果、乳房切除による喪失感や日常生活の不都合が解消されます。精神的苦痛から開放されることによるQOLの向上が期待できます。乳房再建には言葉では伝えきれない精神面での大きな効果があるようです。
友愛医療センターにおきましても患者さんにより良い治療の選択肢を与えられるようにこの度、乳房再建外来を開設しました。
われわれ形成外科と乳腺科が緊密に連携をとり、乳がん手術と乳房再建を行います。乳房再建には様々な方法がありますが、当科ではスタンダードな術式はほぼ全て対応可能で患者様のライフステージに合わせた最適な再建方法を提案していきます。

[その他]
保険外診療となる脂肪注入や、健側の乳房縮小、乳房リフトも対応しておりますので担当医へご相談下さい。(*当施設では乳がん術後の患者さんに限らせていただきます。)

担当医師
高原英作
形成外科専門医
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 責任医師

まぶたの疾患

・眼瞼下垂、逆まつげ(睫毛内反、眼瞼内反)、目の下のたるみ

耳の疾患

・埋没耳・立ち耳・折れ耳・副耳・耳瘻孔

乳房の疾患

・乳房再建、陥没乳頭、乳輪縮小、乳頭縮小

その他の疾患

・難治性潰瘍、慢性創傷
近年、食生活の欧米化、糖尿病の増加に伴い糖尿病性足潰瘍の患者さんも増えています。
難治性足潰瘍では虚血や感染により切断を余儀なくされる症例が多くあります。
当院では形成外科と血管外科が緊密に連携をとり、血行再建とマイクロサージャリーを組み合わせた下肢救済治療を行っています。
・巻き爪、陥入爪
・外傷、外傷後の瘢痕、ケロイド
・顔面骨骨折
・皮膚腫瘍、皮下腫瘍

設備

VbeamⅡ

赤あざ:乳児血管腫、単純性血管腫、毛細血管拡張症については保険での照射が可能です。
炎症性のニキビ、老人性血管腫、ケロイドに対する自費診療も行っています。

Qスイッチルビーレーザー

青あざ:太田母斑、異所性蒙古斑は保険での照射が可能です。
茶あざ:扁平母斑に対し保険での照射が可能です。
そのほか、外傷性刺青についても保険での照射が可能になります。
老人性色素斑、刺青に対する自費診療も行っています。

炭酸ガスレーザー(AcuPulse CO2 Laser®)

「ほくろ」「皮膚腫瘍」「酒さ」など

シミやしわ治療のための経過や記録とり、前回来院時との比較検討を行います。
撮影した写真をお渡しします。

形成外科で扱う疾患

形成外科で扱う疾患

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