ファティリティチェック

近年、6組に1組のカップルが「不妊」で悩んでいるとされていて、今では珍しいことではありません。一般的に自然妊娠のしやすさは年齢によりますが、20代前半がピークで、30代後半から妊娠率の低下が始まり、40代はかなり妊娠しづらくなっていきます。当院では、不妊に悩むカップルやこれから妊娠を考えている方に“妊娠する力”を調べる「ファティリティチェック」という検査を勧めています。

不妊の原因は女性にあるという認識が多くの方々の中にありましたが、WHO（世界保健機構）の発表によると、不妊症カップルの約半数は男性にも原因があることが分かっています。実際に、男性が不妊検査を受けないまま時間が過ぎ、女性側が高齢不妊になってしまったという例が多数あります。不妊治療は、カップルで行うものです。カップルで取り組むことで、お二人の基盤となる大切な時間になります。