産婦人科

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産婦人科

出産の立ち会い・出産後の面会

産科病棟は産まれて間もない赤ちゃんと母児同室を行っているため、面会できる方を

制限しています。ご理解とご協力をお願いいたします。

出産の立ち会いについて

立ち会い者の条件

  • 夫(パートナー)または代理のご家族(成人)1名のみ。
  • 複数名で立ち会いを交代することはできません。
  • 立ち会い者は、妊娠35週から所定の健康観察シートを毎日記入し、持参してください。

立ち会い方法

経膣分娩分娩が進行し、立ち会いが必要と判断した時から出産後2時間まで
帝王切開・入室前面会は入室30分前に来院し外来待合室で見送り。
・帰室後はママの状態観察終了後に入室し2時間まで。

産後の面会について

※コロナの感染拡大状況によってはこの限りではありません。

身の回りの荷物の受け渡し

  • 受付:毎日15:00〜17:00
  • 直接患者さんへの荷物の受け渡しはできません。スタッフがお預かりしますので、病棟のインターフォンにてお知らせください。

立ち会い時・面会時のお願い

  • 院内にいる間は常に必ずマスクをご着用ください。
  • 病院への入館、病室への入室の際は手指衛生をお願いします。
  • 立ち会いや面会の2日以内に発熱や体調不良などの症状がある方は入室をご遠慮ください。
  • 面会の流れについては当院ホームページの面会についてをご参照ください。

産婦人科について

専門医師が、頻繁に協議を行うことで独断を排し、あらゆる症例に対して一定で常に高い水準での医療を実践しております。 また、胎児の集中モニタリングシステムなど最新設備を導入し、マンパワー・技術・設備のいずれをとっても大学病院に比肩されるレベルを有しております。当産婦人科は県内で後期研修医養成のための基幹型病院に認定されています。基幹病院は琉大病院と県立中部病院と当院の3施設のみが認定されています。基幹病院の条件は厳格であり、婦人科腫瘍、周産期、生殖・内分泌、女性ヘルスケアの4部門が充実していないと認定されません。当産婦人科には産婦人科専門医が6名在籍し、後期研修医が3名在籍しています。医師全員が症例検討会で密に討論し、そのため、状況の切迫度に応じた現場での迅速な判断が可能であり、大きな組織にありがちな拙劣な連携、意思決定の遅れを防ぐよう努めています。なお、新病棟には個室を多く設け、少子化時代に呼応した上質のアメニティーを提供しています。
手術は年間約500件施行しています。

婦人科腫瘍・悪性腫瘍部門について

当院では高度な技術、知識を要する手術・化学療法を行っています。また友愛医療センターに移転し、放射線治療部門が設立されたことにより、放射線治療も開始致しました。婦人科悪性腫瘍は2020年で85例(子宮頸がん55例、子宮体がん21例、卵巣がん7例を含む)治療しています。

特に妊孕性温存治療(※)に重きを置いており、子宮頚部異形成や初期の子宮頚がんに対しては薬物塗布療法による治療を行っています。
また、悪性腫瘍だけでなく、子宮筋腫や卵巣のう腫に対する治療も行っています。腹腔鏡技術認定医2名が在籍しており、体への負担が少ない腹腔鏡手術も行っています。

  • 妊孕性温存…妊娠する力を保つこと

子宮頸部上皮内腫瘍について

子宮頸がんの前がん病変として、頸部上皮内腫瘍があり、その標準治療として子宮頸部円錐切除術が一般的に行われています。これは子宮頸部を円錐状に切り取る手術で、当院でも年間60~70例行っています。しかし、この手術によって術後の妊娠例で20~30%に早産が発生することが報告されています。子宮頸部が切り取られることが原因で、子宮頸部が妊娠中に早期に開大するとされています。そのため、将来の妊娠を希望している方にとって、頸部円錐切除は可能な限り避けたい治療法とされることが多いようです。

当科では2012年1月から、子宮頸部に薬物を塗布して治療する画期的な方法を実践してきました。症例数は2022年6月29日までに489例に達しています。
この薬物塗布治療は外来通院で月1回塗布し、費用も安価で副作用もほとんどありません。塗布回数は平均3回(3ヶ月)で完全治癒率は約90%です。この治療後に数十例の方が妊娠していますが、早産例は1例もありません。

この治療法は新しい治療であり、県内では当院のみ、全国でも当院を含めて3施設でしか行っていません 。また、県外からもこの治療を求めて、現在までに21名の方が来院しています。

フェノール療法

子宮頸部上皮内腫瘍から頸がんへと進行しますが、その原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であることが解明されています。このHPV検査をすることは病変の早期発見、治療後の再発の早期発見に非常に役に立つことが分かってきています。しかし、保険適用の制約があり、さらに高価であることが難点です。当科では2009年9月よりこの検査を安価で行い、診療に役立てています。

産科(周産期)について

正常分娩から他科の病気を持っているリスクの高い方に対してまで幅広く対応しており、年間約500例の分娩を扱っております。スタッフも経験豊かであり、安心して任せていただきたいと思います。
妊娠中に発生する多様な疾病に対応するために、他科との連携を重視しています。幸い当院は内科をはじめとして多数の診療科が充実しており、各分野の専門医と密に相談しつつ、妊娠分娩管理を行うことができます。また、新生児については小児科の協力を得て、全例出生後から退院まで小児科医が管理を行っています。さらに、危険を伴う症例については分娩に小児科医が立ち会い、間断なき新生児医療への移行を確立しています。
当院の産婦人科病棟は、陣痛発来時から分娩後までをひとつの部屋で賄うLDRと個室を中心としたレイアウトとなっています。病室内装を充実させ、アメニティーの向上を図る一方で、拡大した病棟の管理水準を維持すべく胎児の集中モニタリングシステムを導入しております。

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