針刺し・血液体液曝露への対応

診療科・部門

針刺し・血液体液曝露への対応

友愛医療センター感染制御管理室からご挨拶

本事業はHIV曝露後予防内服(PEP)に関する事業ですが、沖縄県においてはB型肝炎ウイルス(HBV)感染者も多く、血液・体液曝露発生時にはHIVのみならず、HBVを含めた感染症全般の評価および対応が重要となります。各施設には沖縄県からの案内がすでに届いていることと思いますが、改めて当院の対応についてご案内いたします。

針刺し・血液体液曝露が発生したら

医療機関・歯科診療所・介護施設の皆さまへ

友愛医療センター電話番号

平日 9:00〜16:30|地域連携室
098-850-3811(内線1040・1041)

上記以外の時間帯|救急外来
098-850-3811 

沖縄県のホームページでは当院の対応時間が平日日中と表示されますが、時間外も救急外来で対応します。受け入れ可否の確認が必要なため、来院前に必ずお電話ください。

友愛医療センターは、沖縄県が実施する「沖縄県血液等曝露後HIV予防内服薬整備事業」の協力医療機関です。本事業はHIV曝露後予防内服(PEP)を対象としていますが、沖縄県はB型肝炎ウイルス(HBV)感染者が多く、曝露発生時にはHIVだけでなくHBVを含めた評価と対応が必要になります。当院ではその両方に対応します。

曝露源がHIV陽性と判明している場合

琉球大学病院(エイズ治療中核拠点病院)へ直接ご連絡ください。
098-894-1301(救急部・24時間)

この場合は当院ではなく中核拠点病院での対応となります。判断に迷う場合は当院へお電話いただいて構いません。

発生直後(0〜5分)

手順 1 まず、洗う

  • 受傷部位を流水で十分に洗浄してください。
  • 眼に入った場合は、ただちに洗眼してください。
  • 発生日時を「分単位で」記録してください。
  • 上司・責任者へ報告してください。

洗浄が終わったら、この先を読みながら準備を進めてください。判断に迷った時点で、準備の完了を待たずにお電話いただいて構いません。

手順 2 どのパターンに当てはまるか確認する

原因となった患者様・入所者様(以下「曝露源」)の状況によって、必要な書類と持ち物が変わります。次の3つのうち、どれに当てはまるか確認してください。

状況 以降の手順
Aパターン 曝露源が特定でき、一緒に来院できる Aセットの書類を準備
Bパターン 曝露源は特定できるが来院できない。検体を持参できる Bセットの書類を準備
Cパターン 曝露源が特定できない、または同行・検体持参が難しい Cセットの書類を準備

最も望ましいのはAパターンです。曝露源の検査結果が早く確定するほど、受傷された方の予防内服を最短で判断できます。

説明と同意

手順 3 曝露源への説明と、同意書のご記入

曝露源の検査を行うには、ご本人またはご家族の同意が必要です。貴施設で説明と同意取得をお願いします。書類の原本は貴施設で保管し、当院へはコピーをお持ちください。

書類 記入者 ダウンロード
血液等曝露後の感染症検査に関する同意のお願い 貴施設の説明者 [PDF]
様式1 感染症検査同意書(患者様用) 曝露源 [PDF]
様式2 感染症検査同意書(被曝露者用) 受傷者 [PDF]
書類 記入者 ダウンロード
様式2 感染症検査同意書(被曝露者用) 受傷者 [PDF]

[Aセット一括PDF][Bセット一括PDF][Cセット一括PDF]

必要な書類がまとめて1ファイルになっています。印刷してご記入ください。

  • 検査項目はHIV・HBV・HCVです。
  • 検査費用は貴施設のご負担となります。暴露源が同行する場合、暴露源の費用もお支払いください。
  • HIV迅速検査では偽陽性が出ることがあります。陽性の場合は後日再検査を行います。
  • 結果はご本人にのみお伝えし、個人情報は各施設の方針に基づき適切に管理します。

当院へ電話とFAX

手順 4 当院へお電話ください

書類の準備と並行して、できるだけ早くお電話ください。受け入れ可否と、当日の手順をご案内します。

対象 伝える内容
受傷者(全パターン共通) 氏名/生年月日/住所/連絡先
曝露源(A・Bパターン) 氏名/生年月日/住所/連絡先
発生状況 発生日時/曝露内容(針刺し・切創・粘膜汚染・咬傷 等)

当院で受け入れができない場合は、県内の他の配置医療機関をご案内します。県内27施設の一覧は[沖縄県ホームページ]でご確認いただけます。

手順 5 様式4(受診調整依頼書)をFAXしてください

お電話のあと、様式4にご記入のうえFAXをお願いします。この書類が、検査依頼と抗HIV薬処方依頼を兼ねます。

[様式4様式4 PDF]

平日 9:00〜16:30|地域連携室
電話098-850-3811(内線1040・1041)/FAX098-850-3810

上記以外の時間帯|救急外来
電話098-850-3811/FAX098-850-3810

  • 依頼内容と同意取得の有無を、それぞれ○で囲んでください。
  • 受傷者の妊娠の有無、HBV感染の有無、腎機能低下の有無、服用中の薬剤は、薬剤選択に直接関わります。未確認の場合は「未検査」と記載してください。
  • 検査結果の判明が曝露から2時間を超える見込みの場合は、その旨をお電話でお伝えください。1回目の薬剤を先行してお渡しします。

来院

手順 6 速やかにご来院ください

Aパターン Bパターン Cパターン
同意書類のコピー ○ ○ 様式2のみ
検体 不要(ご本人が来院) ○ 不要
マイナンバーカードまたは資格確認書 ○ ○ ○
お薬手帳 ○ ○ ○

血清分離が可能なスピッツで採血し、検体ラベルをご確認のうえ、氏名と採血時間の記入をお願いします。
検体移動時の破損暴露防止のため、検体はジップロックやビニール袋に入れ、室温補完にて持参をお願いします。

発生直後の対応から持ち物まで、抜けがないか確認できるチェックリストです。

[チェックリストPDF]

沖縄県豊見城市字与根50-212

  

[駐車場のご案内]
外来駐車場をご利用ください。
時間外の入口:【正面玄関から救急外来にお越しください】

受診後

手順 7 受診後にお願いすること

  • 抗HIV薬を開始した場合は、内服継続の可否を判断するため、早めにエイズ治療拠点病院を受診してください。
  • HIV抗体が作られるまで2〜3か月かかります。感染の有無を評価するため、発生直後・6週間後・3か月後を目安に複数回の検査が必要です。

検体を持参いただいた場合で、検査結果が陰性であった場合は、当院感染制御室よりご連絡します。曝露源への結果説明は貴施設からお願いします。

[血液等曝露後の感染症検査の受検及び抗HIV薬内服のための説明書(被曝露者用)]

[様式3 抗HIV薬予防内服同意書]※当院で薬剤をお渡しする際にご記入いただきます。

書類ダウンロード一覧

書類ダウンロード

パターン別の一括ファイルをご利用いただくと、必要書類の取りこぼしを防げます。

[Aセット(曝露源が同行)][Bセット(検体を持参)][Cセット(受傷者のみ)]

個別ダウンロード

様式1/様式2/様式3(当院で記入)/様式4/曝露源への説明文書/受傷者への説明書/受診前チェックリスト

各様式は沖縄県が定めるものです。
最新版は[沖縄県ホームページ(https://www.pref.okinawa.jp/iryokenko/shippeikansensho/1005861/1006396/1006398.html)]でもご確認いただけます。

よくあるご質問

費用はかかりますか。

数日分の予防薬は無料で処方されます。受診にかかるその他の費用は発生する場合があります。曝露源および受傷者の感染症検査費用は、依頼元の施設のご負担となります。
【要確認:当院分の費用区分の記載】

曝露源の同意が得られません。

受傷者のみでの受診(Cパターン)となります。まずお電話ください。

夜間・休日も対応していますか。

救急外来で対応します。受け入れ状況の確認が必要なため、必ず事前にお電話ください。【要確認】

曝露から時間が経ってしまいました。

HIVは2時間以内、HBVは48時間以内が目安ですが、超過していても対応可能な場合があります。時間が経過している場合こそ、すぐにお電話ください。

書類が揃っていませんが、先に受診できますか。

まずお電話ください。状況に応じて手順をご案内します。

平時の備え

発生する前に、施設内で決めておいてください

曝露は突然起こります。発生してから手順を調べ始めると、2時間はすぐに過ぎます。あらかじめ施設内で対応を決め、周知しておくことを沖縄県も推奨しています。

  • 発生時の連絡先と、夜間・休日の責任者
  • 書類の保管場所(印刷して所定の場所に)
  • 受診先の第一候補と、その連絡先

[当院からのご案内(院長名・PDF)]

[当院作成の暴露時フローチャート(PDF)]

[院内掲出用チラシ(PDF)]

[沖縄県リーフレット]

お問い合わせ

友愛医療センター
098-850-3811(代表)
地域連携室 内線1040・1041(平日9:00〜16:30)

感染対策のご相談、その他の連携についても地域連携室で承ります。

[地域連携のご案内]