10月は「臓器移植普及推進月間」です。
10月は「臓器移植普及推進月間」として、臓器移植の一層の定着・推進を図るため、各都道府県において、臓器移植の現状を周知するとともに、移植医療に対する理解と協力のための普及啓発を行っています。臓器を提供する、提供しないに関わらず自分の意思を家族や大切な方とともに話し合い、命の大切さを改めて考える機会につなげていただけたらと思います。
臓器移植とは
臓器移植とは、重い病気や事故などにより臓器の機能が低下し、移植でしか治療できない方と
死後に臓器を提供してもいいという方を結ぶ医療です。第三者の善意による臓器の提供がなければ成り立たない医療です。
現在の状況
現在、日本で臓器移植を希望している方の総数は約15000人です。その一方で、1年間で臓器移植をられた人は約400人。わずか2〜3%の人しか移植を受けることができていないというのが現状です。
意思表示の方法
臓器提供の意思表示には、下記の5つの方法があります。
いずれかの方法で書面による意思表示をしておくことが大切です。
健康保険証
ご自分の健康保険証の裏面に意思表示欄があれば意思を表示しましょう。(記入は任意です)
※保健証の発行団体によって意思表示欄がない場合もあります。
運転免許証
運転免許証の裏面には、臓器提供の意思表示欄があります。
免許証を取得したり更新した時には意思を表示しましょう。(記入は任意です)
意思表示カード
一部の病院や郵便局、イオン店舗などに設置されています。今までのカード等も有効ですが、なるべく法改正後に発行された新しい意思表示カード等に書き直しましょう。
マイナンバーカード
2016年1月に交付が始まったマイナンバーカードの表面にも意思表示欄があります。
ご自身のカードをご確認いただき、意思表示しましょう。(記入は任意です)
インターネットの意思登録
パソコンやスマートフォンから下記のURLにアクセスし、臓器提供に関する意思を登録することができます。インターネットで登録をすると、ID入りの登録カードが発行(自宅へ郵送)されます。
日本臓器移植ネットワークのホームページはこちらから
パネル展を開催しています
臓器移植普及推進月間パネル展
【場所】友愛医療センター1Fフロア
【期日】10月1日(土)〜31日(月)
関連動画
▼ショートムービー「あなたのこと」
沖縄県保健医療福祉事業団が作成したショートムービーに当院も撮影協力しました。ぜひご覧ください。