がんに関する取組
がんサロン「ありんくりん」
患者様やご家族さまが悩みや不安、体験、生活上の工夫など語り合い、交流する場です。
仲間と出会うことで「ひとりじゃない」と勇気と力が湧いてきます。
一緒にゆんたくしませんか?
※診断や治療についての判断やアドバイスをする場ではありません。
- 日時:毎月第3木曜日午後2時~4時(祝祭日除く)
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場所:友愛医療センター5階多目的ホール
*1階中央会計横のエレベーターよりお上がりください
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対象:がん患者様、ご家族様、他関係者
*当院に通院していなくても参加できます
- 参加費:無料・申し込み不要

がん患者様の気持ちを医療現場に伝え、医療者との関わり方を患者様に知らせることで、患者様と医療をつなぐ心の架け橋を目指します。ピアサポートは、生活上の問題を体験の共有を通して「ともに考える」ことによって解決する手助けをすることができます。
お気軽にご相談ください。
【お問合せ先】友愛医療センター地域連携室 TEL:098‐850‐3811
【お電話受付時間】月〜金 8:30〜17:00、土 8:30〜12:00
乳がん患者会OHANA(オハナ)
OHANAとは、ハワイの言葉で “助け合う家族や親戚の集合体”を意味します。わかち合いを大切にし、お互いに助け合う親しい友人や仲間をそう呼ぶこともあります。そんな志のもとで活動を行い、QOL向上につなげていきたいと考え2010年より患者会活動が始まりました。
講演会や定例会での情報交換会、ヨガ教室やクリスマスランチ会など患者会メンバーが中心となって年間計画を立てています。
がん情報コーナー

当院1Fがん治療センターでは「がん情報コーナー」を設けています。
友愛会のがんに関する情報・取り組みなども含め、さまざまながん情報を公開・発信しています。がんに関するさまざまな冊子やチラシ・ポスターを配置しておりますので、患者様の待ち時間などにもご利用ください。
化学療法室

当院では外来で通院しながら抗がん剤による治療を受ける患者様の為に、化学療法室を設置しております。治療室では、患者様に対して副作用対策の予防ケア方法等の説明も行っています。抗がん剤治療の副作用は多く、必ず出現する訳でもなく、出現する程度もその人それぞれ違うためパンフレットを渡し注意を促しています。
点滴治療を安全に行うことはもちろんのこと、生活しながら治療を続ける患者様が困らないようにするにはどうしたら良いかを、スタッフ一同考えてケアをしています。
また、点滴時間を休息時間としている方もいるため、環境づくりに配慮しています。抗がん剤治療は辛く、苦しいイメージがありますが、化学療法室には笑顔や笑い声、雑談などがあります。「何気ない会話ができることがうれしい」などの言葉もいただき、少しでも過ごしやすい環境づくりを心がけています。
【お問合せ先】友愛医療センター TEL:098‐850‐3811
【お電話受付時間】月〜金 9:00〜17:00
キャンサーボード
キャンサーボードとは、手術、放射線療法及び化学療法に携わる専門的な知識及び技能を有する医師や、その他の専門医師及び医療スタッフ等が、がん患者の症状、状態及び治療方針を意見交換・共有・検討・確認等するために集まる会議(カンファレンス)のことをさします。がん診療連携拠点病院の指定要件として位置づけられており、当院でも随時開催しております。
キャンサーボード実績(2018年)
開催日 | 診療科 | がん種 | 内容 | 参加人数 |
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2018/12/11 | 外科 | 直腸+前立腺 | 原発巣、転移巣切除後症例 | 13名 |
2018/10/9 | 外科 | 直腸+乳 | 多重がん | 13名 |
2018/8/14 | 外科 | S状結腸 | AYA世代 | 16名 |
2018/6/12 | 外科 | 食道胃接合部 | 多臓器転移の終末期症例 | 17名 |
2018/4/10 | 泌尿器科 | 腎臓 | 移植後の腎細胞がん | 26名 |
2018/2/13 | 外科 | 大腸GIST | 術後寛解フォロー中の多発骨転移 | 15名 |
キャンサーボード実績(2017年)
開催日 | 診療科 | がん種 | 内容 | 参加人数 |
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2017/12/12 | 腎臓内科 | 骨髄 | 末期腎不全患者の骨髄異形成症候群 | 24名 |
2017/10/10 | 外科 | S状結腸 | CKDによる抗がん剤適用外症例 | 13名 |
2018/8/14 | 外科 | S状結腸 | AYA世代 | 21名 |
2017/8/8 | 消化器内科 | 原発不明 | 原発不明がんの治療方針 | 29名 |
2017/6/13 | 婦人科 | 卵巣 | 化学療法後の敗血症性ショック | 23名 |
2017/4/11 | 外科 | 食道 | 放射線治療後のITP疑い症例 | 18名 |
2017/2/14 | 外科 | 直腸S状結腸 | 術後の大網および腹膜播種 | 24名 |
キャンサーボード実績(2016年)
開催日 | 診療科 | がん種 | 内容 | 参加人数 |
---|---|---|---|---|
2016/12/13 | 内科 | GIST | 維持透析中のGIST症例 | 21名 |
2016/8/9 | 外科 | 直腸 | 放射線治療後の骨転移再燃 | 19名 |
2016/6/14 | 脳神経外科 | S状結腸 | 脳 | 23名 |
2016/4/12 | 外科 | 直腸 | 終末期若年性進行癌 | 27名 |
2016/2/9 | 婦人科 | 卵巣 | 化学療法後の消化管穿孔 | 26名 |
キャンサーボード実績(2015年)
開催日 | 診療科 | がん種 | 内容 | 参加人数 |
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2015/12/5 | 外科 | 上行結腸 | 出血性脳梗塞併発進行癌 | 24名 |
2015/10/13 | 婦人科 | 卵巣 | 脳梗塞後(PS3)の症例 | 18名 |
2015/9/8 | 外科 | S状結腸 | 穿孔による進行癌 | 23名 |
2015/8/11 | 外科 | 直腸 | 若年性進行癌 | 28名 |
2015/7/14 | 外科 | 直腸 | 手術適応外の治療 | 22名 |
【参加メンバー職名・職種】
外科医、内科医、放射線診断医、心療内科医、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、心理士、栄養士、放射線技師、診療情報管理士
緩和ケア委員会
がんなどの苦痛を伴う疾患の患者様、およびご家族の皆様の生活の質(QOL)の向上の為に、職員の各職種が協力してチームを編成の上、連携し、患者様およびご家族を支援することを目的として、当院では緩和ケア委員会を設けています。 委員会では、下記の事項について議論・検討を行っています。
- (1)緩和ケアチームの活動について
- (2)緩和ケア医療の記録や記載基準について
- (3)入院患者様の緩和ケアについて
- (4)外来患者様、化学療法中の患者様、ご家族の緩和ケアについて
- (5)地域連携および在宅緩和ケアについて
- (6)緩和ケアの教育について
- (7)その他、緩和ケアに必要と認められる事項について
緩和ケアはがんと診断されたときから受けることが大切です。苦痛を和らげ、生活の質が少しでも良くなるようお手伝いすることが緩和ケアの目標です。緩和ケアをご希望の際にはぜひ、担当医や看護師など院内のスタッフに声をかけてください。

化学療法委員会

入院および外来を問わず患者様に安全で質の高いがん化学療法を提供することを目的として、当院では化学療法委員会を設置しています。また本委員会は化学療法に係わるスタッフの人材育成、教育支援の役割も担っています。 委員会では、下記の事項について議論・検討を行っています。
- (1)化学療法に係わる運用規定や化学療法剤の取扱指針などについて
- (2)化学療法に関する各部署の運用方法や各部署への通知・指導などについて
- (3)化学療法のレジメンの評価や認定について
- (4)化学療法に関する情報提供および病院スタッフへの指導・教育などについて
- (5)有害な事象に対する検討などについて
- (6)その他、化学療法に関連する事象について
近年、新たな抗がん剤等による化学療法が次々と開発されており、患者様それぞれの病気の状態に応じた治療が可能になりつつあります。当院では患者様に向き合い、より安全性の高い化学療法の提供に貢献していきたいと考えています。