臨床部会

当院の取り組み

臨床部会

臨床部会とは

友愛医療センターにおけるがん治療において、多臓器にまたがる診療単位であり、重要な役割を占めている緩和医療、放射線治療、腹水治療の3つの臨床部門をがん診療体制整備委員会の臨床部会として取り上げ、支援し強化するために設けたものです。

毎月各部会の報告を受け、論議を経てアドバイスや更なる発展のための道筋を共に探ります。

臨床部会・緩和医療部会

緩和医療部会とは

がんなどの苦痛を伴う疾患の患者、および家族の生活の質の向上の為に、各職種が協力、連携し、患者および家族を支援することを目的とする部会である。

メンバー

部会長 医師:大宜見由奈

看護師:来間敦子(外来部門)、仲宗根理美(認定部門)、薬剤師:上門由梨奈

具体的な活動内容

下記を行うことで、緩和ケアの体制を整え、その質と向上を図っている。

  • 緩和ケアチームに関する事項:院内コンサルト症例だけでなく、疼痛スクリーニングシートを用いた患者の疼痛マネジメントを行う。また、患者・家族・医療者間のコミニュケーションサポートや病状説明・意思決定サポート、患者・家族への緩和ケア全般の情報提供、療養環境調整などの充実をはかる。
  • がんサポート外来に関する事項:院外向けの外来開設、介入必要な患者のスクリーニングを行う。(疼痛スクリーニングシートやカルテシステムを用いた方法を準備中)
  • 地域連携に関する事項:地域連携緩和ケアパス作成を検討中。
  • 緩和ケアの教育に関する事項:緩和ケア研修会開催、院内ホームページの作成、院内講演会・勉強会の開催、ACP普及のためのシステム作り、ホスピス緩和ケア週間のイベント開催、緩和ケアチームに関する院内掲示物作成による情報提供などを行う。

臨床部会・放射線治療部会

放射線治療部会とは

当院における放射線治療の質の向上と発展を目的として活動しています。

メンバー

放射線治療医、看護師、放射線技師、医学物理士で構成しています。

具体的な活動内容

毎月ミーティングを行い、日々の業務の振返りや注意事項などを共有しています。また月ごとの放射線治療の実施件数、有害事象などを集計し、改善点や工夫などを話し合っています。

臨床部会・放射線治療部会

臨床部会・腹水治療部会

腹水治療部会とは

難治性腹水に対し、改良型CART(通称KM-CART)を中心に腹水治療の質の向上と発展を目的とし医師、看護師、臨床工学士を中心に構成している。

メンバー

花城清俊(外科)、大城大介(産婦人科)、岡部真理子(4北病棟師長)、仲村沙采(4北看護師)、町田宗高(4北看護師)、知念ももこ(4北看護師)、兼島貴乃(6北師長)、平安名麗菜(6北看護師)、我喜屋瑞生(6北看護師)、鈴木荘彦(臨床工学士)、大城智彦(臨床工学士)

具体的な活動内容

  • 改良型CARTの件数、有害事象の確認
  • 全国の改良型CART施設との多施設共同研究

メッセージ

沖縄県における難治性の癌性腹水治療に貢献できるよう頑張ります。
がん性腹水治療センターのページに腹水治療について詳細がありますのでぜひご覧ください。