大腸がん

当院の取り組み

大腸がん

大腸がん

大腸がんとは

沖縄県院内がん登録集計報告書をみると、2015年の登録開始から2021年の最新報告まで、大腸がんは増加傾向にあります。年齢階級別登録割合では60~69歳にピークを認め、全体の約8割を60歳以上が占めていると報告されています。

大腸がんになるリスクとしてアルコール飲料の摂取が「確実な要因」とされており、肥満は「ほぼ確実な要因」、喫煙や加工肉は「可能性がある」と結論付けられたデータがあります。飲酒は適度にとどめ、肥満に注意し、加工肉の摂取を控え、喫煙をしない事が大腸がんの発生の予防につながります。

がんがまだ小さい場合は、大腸内視鏡による処置で切除する事ができます。内視鏡で処置できる大きさを越えると手術になりますが、手術後の傷跡が小さな腹腔鏡手術でがんを切除することも可能です。 がんが大きくなると、がんによって腸が閉塞を起こしたり、出血が持続したり、場合によっては穿孔して腹膜炎となる事があります。大きくなったがんは手術治療が必要となり、穿孔し腹膜炎となった場合には緊急手術を行い、人工肛門を造設する事もあります。さらに、大きながんは肝臓や肺など他の臓器へ転移し、それら臓器の治療が必要となる場合もあります。転移したがんに対して抗がん剤治療を行い、縮小減少を認めた後に手術切除を行う事もあります。

大腸がんの診断・検査

がんが小さい段階では症状はほとんどありません。がんが進行し大きくなってくると便の表面に血液が付いたり便に血が混じるなどの症状が出現し、さらに進行すると便が細くなったり、出血による貧血によるふらつきやめまいが起こることがあります。  

人間ドックなどでは、細い爪楊枝のような検査キットで便の表面をぬぐって血液の有無を診断する便潜血検査があります。陽性の結果となった場合は、良性の病変なのか、がんが存在しているのかを確定するために大腸内視鏡検査が必要になります。

大腸内視鏡検査は、屈曲する細い内視鏡スコープを肛門から挿入し直腸から盲腸まで観察し病変の有無を確認する検査で、病変が確認された場合は、一部の組織を採取します。採取された組織は、検査室で顕微鏡検査を行い悪性と良性を診断します。

大腸がんの部位やリンパ節転移や、肝臓や肺など離れた臓器への広がりを調べるため、注腸造影検査やCT検査やMRI検査や腹部超音波検査が行われます。


当院の治療方針

大腸がんの標準的で適切な治療方針は「大腸癌治療ガイドライン」として数年毎に改訂作成されています。当院の大腸がん治療はこれを参考にしながら、患者さんの身体条件、生活環境などを考慮して方針を決定しています。 当院では内視鏡を肛門から挿入して、直腸から盲腸までの大腸全体を詳しく調べます。ポリープやがんなどの病変が発見された場合は、病変の一部をとって(生検)、病理診断を行います。また、内視鏡での画像強調観察や拡大観察を用いて、病変部の表面構造を精密に観察します。

大腸がん判断基準

外科的治療について

大腸がんが粘膜内にとどまっていれば大腸内視鏡で切除できる場合があり、当院では粘膜下層剥離術(ESD)という手技で切除を行うことができますが、進行して内視鏡で切除できない場合は、外科的手術を行います。 手術は4cm程度の傷の小さな腹腔鏡下手術と、腹部を15㎝程度切開する開腹法があります。当院では、手術が必要な大腸がんについて、傷が小さく、術後の痛みが少なく、術後の回復が早い腹腔鏡下手術を第一選択としています。

腹腔鏡下手術には、腹腔鏡手術を経験した医師が必ず2人以上参加し、十分な根治性を追求し、合併症の少ない手術をおこなうように心がけています。 手術ではまず腹部の5つの小さい穴から細長い筒状の腹腔鏡(カメラ)と棒状の手術器具を挿入し、病変のある腸管を操作します。大型のモニターに、お腹の中が拡大されて鮮明に映し出され、術者と助手が同じ画像を見ながら手術を行います。病変を体外に取り出すために腹部を4cm程度切開しますが、お腹を大きく開ける開腹手術に比べると術後の痛みが少なく、回復が早く、体の負担が少ないのが特徴です。 がんが進行すると、肝臓や肺などの臓器に転移することがあります。その場合は、その臓器の病変の部分と近くを含めて切除します。また、進行したがんに対して放射線治療や抗がん剤を行うことでがんの切除が可能になったり、予後の延長が見込まれる場合もあります。当院では必要に応じてそれらの治療を併用し、治療成績の向上を目指しています。

大腸がん手術

内科的治療について

良性のポリープや早期がんのなかでも粘膜だけにとどまっているもの、粘膜下層へわずかに広がっているものが内視鏡治療の適応となります。治療の方法としては、コールドポリペクトミー、ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)があり、病変の大きさや形によって方法を選択します。

コールドポリペクトミー

小さなポリープに対して、高周波電流を用いないで鉗子やスネアでそのまま切除します。

ポリペクトミー

茎のあるポリープに対して、スネアを茎の部分でしめ、高周波電流を用いて切除します。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

病変の根もとに生理食塩水を局所注射して、病変を浮きあがらせてから、スネアでしめつけ、通電して切除します。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

大きな病変などの根もとに生理食塩水などを局所注射し、病変を盛り上げてから、ナイフを用いて病変の周囲の粘膜を切開し、その後に病変の下の粘膜下層を切り離していく方法です。難易度の高い治療であり、時間もかかります。

抗がん剤治療について

抗がん剤治療においては、治療効果や副作用によって治療が長期間に及んだり、副作用がつらく出たりする場合があります。当院では、副作用や合併症への対策にも充分に配慮して抗がん剤治療を安全かつ確実に行えるよう、主治医を中心に、薬物療法を行うがん治療認定医師、緩和ケア認定医師、他診療科医師、がん疼痛緩和認定看護師、がん化学療法認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師、臨床心理士、ピアナースといった多くの専門スタッフが協力して、患者さん一人ひとりの治療にあたっています。

大腸がんの抗がん剤治療は、手術後の再発抑制を目的とした補助化学療法と切除不能・再発転移に対する全身化学療法の2つに大別されます。

1.手術後の補助化学療法

一つ目は、大腸がん手術後の再発予防としての抗がん剤治療です。手術後の病期分類がステージ3(一部のハイリスクステージ2を含む)の場合には、手術でがんを切除しても身体の中のどこかに目に見えないがん細胞が残り、再発を起こす可能性があります。残っている可能性のあるがん細胞を攻撃し再発を抑える治療が補助化学療法です。 通常は大腸がん術後の病期分類3(ステージⅢ)の場合に、注射や内服での抗がん剤を3ヶ月から6ヶ月間治療を行います(ステージⅡやⅣの場合も一部対象になります)。抗がん剤の種類は幾つかあり、薬の効果や副作用について説明を受け主治医と相談し治療薬を決定します。

2. 切除不能・再発転移でのがん薬物療法(抗がん剤治療)

二つ目は、がん診断時に手術が困難な場合(転移含む)の余命延長やQOL(生活の質)の向上、がんによる体調悪化を改善させるための抗がん剤治療です。がんが小さくなれば手術が期待できる場合にも、まずは抗がん剤治療を行う場合があります。その場合、数種類の薬剤を組み合わせて投与治療します。

直腸がんに対するダヴィンチ手術

ロボット支援下手術とは

米国インテュイティブサージカル社が開発した手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いて、外科医が両手指と両足でコントロールして腹腔鏡下手術を行う手術方法です。

腹腔鏡下手術の低い侵襲性に加え、高解像度の立体的画像を見ながら、多関節によりあらゆる方向に動く鉗子により精密な手術が可能になったのがロボット支援下手術です。

ロボット支援下手術の手術痕について

お臍の4cm前後の傷と操作用鉗子が入る8mmの筒の傷が4~5カ所

ロボット支援下手術の方法

患者さんの側には4本の腕をもつペイシェントカートと呼ばれる装置を近づけて操作用鉗子を取り付けます。外科医は患者さんの手術台から離れた操作席に座ります。外科医は映像ボックスの高解像度の立体画像を見ながら両指と足先でカメラの方向と拡大機能を調節し手術を行います。

ロボット支援下手術の特徴と有用性

1.外科医が見ながら手術を行う画像が、広い視野の高解像度立体画像であるため、テレビモニターで平面画像を見る腹腔鏡下手術よりも視野の奥行きと距離の把握が正確です。また、細かい解剖学的構造の確認が容易になり安全に手術がおこなえます。

2.ロボットアームの指先が、円滑に屈曲回転し広い可動域を持ち、加えて外科医の手元の動きを繊細な動きに制御し手ぶれを防止する機能が手術操作を支援します。

3.それらの機能により、腹腔鏡下手術と比較して出血量の減少、術後入院期間の短縮、排尿障害の減少、手術で剥離した面のがん陽性率の減少が報告されています。

4.傷口が小さく、出血量が少ないため、術後の回復は早い傾向にあります。

ロボット支援下側方リンパ節郭清術前
ロボット支援下側方リンパ節郭清術後

ロボット支援下手術を行う資格と安全性の確保

学会指針で定められた施設条件を満たし、術者条件の資格を取得した術者が手術を行います。さらに、ロボット支援下手術では鉗子の把持の力のかけ方などに繊細な調整が必要なため、術者と助手は機器の開発元が義務づけるプログラムとトレーニングで修練したのちに手術を行います。

ロボット支援下手術の今後

手術用ロボットは、患者さんが心身ともに快適な生活をすごせるように開発され進化し良好な手術結果となっています。今後も患者の負担を軽減する可能性にあふれた有用の手術法の一つとして更に進化が期待され、直腸がん以外の大腸がんにも適応を拡大する予定です。

診療実績(術式別執刀数など)

大腸がん全施術件数

大腸がんQ&A

大腸がんのステージ(病期)とはなんですか?

大腸がんの病期は、大腸がんが大腸の壁のどの深さまで進んでいるか(深達度・左図)、どこのリンパ節まで転移しているか、腹膜や肝臓や肺への遠隔転移があるかないか(再発・転移例・右図)によって決まります。

大腸がんの病期(ステージ)

大腸がんの治療方法はどのような基準で選択されるのですか?

大腸がんの治療法は、大腸がんがどこまで進んでいるか(病期:ステージといいます)によって変わってきます。 病期0期は手術ではなく主に内視鏡による治療を行います。病期I期の一部とII期、III期は手術を行います。また、病期Ⅳは大腸がんが進行して遠くの臓器などに転移した状態で、その臓器に対してさらに手術を行ったり化学療法で治療を行ったりする病期です。

大腸がん治療ガイドライン

大腸がんの予防方法はありますか?

確実にそのリスクを上げるものとしては喫煙、アルコールがあり、ほぼ上げるものがわかっているものとして肥満があげられます。また女性においては加工肉/赤肉の摂取がリスクを上げる可能性があるとされています。一方で運動は大腸がんのリスクを下げることがほぼ確実とされ、他にリスクを下げる可能性があるものとしては、食物繊維カルシウム、魚由来の不飽和脂肪酸などが報告されています。また女性においてはコーヒーがリスクを下げる可能性があるとされています。 ただし、大腸がんの発生を確実に抑える予防法は現在のところ確立していません。

手術で大腸を切除した場合、後遺症などはあるのですか?

結腸がんと直腸がんで後遺症は異なります。結腸を20-30cm切除しても残った大腸で十分な機能を果たせますので後遺症はほとんどありません。直腸を切除した場合は、直腸の機能である便を貯める能力と便を押し出す能力が損なわれるため、排便の回数が増加したり残便感が持続する可能性があります。また肛門近くの直腸癌の場合、肛門を温存できたとしても便失禁などの症状を認める場合もあります。一般的にはこのような症状は手術直後に強く、半年~数年かけて徐々に改善しますが、回復の程度には個人差があります。

腹腔鏡手術とはなんですか?

腹腔鏡手術とはお腹を大きく切らずに、穴をあけて腹腔鏡というカメラを挿入し、カメラに写ったモニターを見ながら、他の数カ所の穴から細長い器具をお腹の中に入れて手術を行う方法です。創が小さいため外見上目立たないこと、痛みが少ないこと、腸の運動低下が少ないため手術後の回復が早く、入院期間や休職期間が短いことが長所です。 開腹手術と異なる技術を要するため、大腸がんの部位や進行度などを踏まえ、医師とよく相談の上で手術方法を決める必要があります。

ロボット支援下手術とはなんですか?

ロボット支援下手術とは、腹腔鏡手術をロボット支援下に行うものです。2018年4月に直腸がんに対する術式として保険適応となりました。 術者は操作部に座り、患者さんの体の近くにおいたロボット本体を遠隔操作します。腹腔鏡下手術と比べより精密な手術を行うことが利点です。現時点ではロボット支援下手術の治療成績や合併症の頻度についてはまだ明らかにされておらず、今後の課題といえます。 当院大腸がん治療においては、正確で安全な手術を行うために十分検討を重ね、導入に向けて準備を進めています。

大腸がん手術の入院から退院までの経過を知りたいです

病状によって異なりますが、通常手術2日前に入院していただきます。手術前日より食事を中止し、下剤を服用して腸の中をきれいにします。手術当日はベッド上で安静ですが、手術翌日より起き上がり、歩行練習を行います。手術後2日目に飲水開始となり、3日目には流動食を開始し、数日かけて食事形態を通常食へ戻します。手術後8日目以降、食事摂取が可能で排便も順調であれば、退院が可能となります。

人工肛門とはどういうものですか?

人工肛門をつけても食事に特別な制限はありません。また、適度なスポーツや旅行も可能です。ほとんどの患者さんが手術前の職場や学校に復帰されています。 人工肛門が自然肛門と違う点として、便の出る場所が腹部になることと、人工肛門には肛門括約筋がなく、排便や排ガスを自分でコントロールすることが挙げられます。 人工肛門の周囲に貼り付け便を貯める袋をパウチといいます。そのパウチと人工肛門周囲の皮膚との接着が十分でないと便が周囲に漏れますし、パウチの接着剤や皮膚についた便で皮膚炎を起こすことがあるため、人工肛門の形や皮膚の性状に適したパウチを選択することが大切です。 当院ではストマ外来を設けており、医師や専門の看護師が人工肛門に関する管理・教育を行っています。

がんを全部切り取ったのに、どうして再発が起こるのでしょうか?

手術前にはCTやMRI、PET-CTなどの高度な精密検査を行いますが、それらの検査でも、がんがある程度の大きさがないと映らないため、細胞レベルの微小ながんは診断できません。また、手術でがんを全部取り切ったと判断しても、肉眼的にはみえない細胞レベルのがんが体内に残っていることがあり、このように体内に潜んでいた微小ながんが少しずつ大きくなって目に見えるようになることを再発と呼びます。

肝臓と肺に転移して、抗がん剤治療を薦められました。抗がん剤は効くのでしょうか?

肝臓や肺に転移したがんは、すべてを切除することにより治ることがあります。しかしながら、肝臓や肺にいくつも転移があったり、肝臓や肺以外の臓器に転移があって手術で完全に取り除くことが難しい場合は、手術をせずに薬物療法を行います。 肝臓や肺の病巣も、もともとの大腸がんが転移したものなので、使用する抗がん剤は肝臓がんや肺がんに対する薬ではなく、大腸がんに対する治療薬を用います。薬物療法で大腸がんを完治させることはできませんが、抗がん剤でがんを小さくして、すべての病巣が切除可能となった場合には、手術によってがんを治すことができる場合もあります。 また、切除できない場合も、がんの進行を遅らせることで、その患者さんの生存する期間を延長させる効果があることが示されています。

ステージⅣの大腸がんといわれました。抗がん剤が効かなくなった場合はどうなるのでしょうか。

抗がん剤が効かなくなった場合は、がんの進行をコントロールする事が困難となります。 がんによる症状を緩和する医療(緩和ケア)を継続しながら、どのように対応してゆくのが患者さんにとってのベストなのか、担当医や専門スタッフと相談しながら決めていきます。

大腸がんの放射線治療について知りたいです。

放射線治療としては大きく分けて2通りあります。 1つは、直腸がんに対して手術前もしくは手術中・手術後に行われる治療で、これによって骨盤内での再発予防や人工肛門を避けることを目的とします。 もう1つは、再発した大腸がんの症状緩和を目的に、骨盤内再発、骨転移、リンパ節転移などに対して行われる治療で、約80%の患者に痛みなどの症状の改善がみられます。 近年、多方向から正確に照射できる放射線治療機器が開発されたため非常に有効性が増し、副作用も軽減しています。

大腸がん手術後の食事の摂り方について教えてください。

原則として、退院後の食事に制限はありません。しかしながら、手術後しばらくは腸の運動が十分に回復していないことがあるため、食べ過ぎに注意し、食物繊維の多い食べ物や消化しにくいものは避けるようにしてください。 術後1ヶ月程度で元通りの食生活に戻していただけますが、腹部膨満や便秘などの症状があれば主治医に相談してください。

代替療法は効果があるのでしょうか?

代替療法は、治療の基盤となる手術治療、薬物療法、放射線治療以外で、それらを補う治療法に位置づけられます。免疫細胞療法、鍼治療、精神療法、サプリメントなど幅広いものが含まれます。実際にがんが小さくなったり、がんが治ったりする効果が科学的に証明された代替療法はありませんが、これらの代替療法を導入することで精神的な安心感が得られる場合があります。代替療法を導入する希望がある場合は、担当医に相談することをお奨めします。

学術実績

ステロイド長期内服歴を有する患者への腹腔鏡下大腸切除術
(沖縄県医学会雑誌 第54巻4号 2016年5月 35−38)
執筆者:仲地厚  共同著者:伊波孝路 鳥塚大介 花城清俊 東康晴 辻村一馬 島袋伸洋 錦建宏 大田守仁 比嘉淳子 比嘉国基 我喜屋亮 照屋剛 城間寛

Cecal volvulus in an elderly patient: A case report
(Ryukyu Med. J,. 35(1,2) 51-56,2016)
執筆者:Tsuyoshi Teruya、 共同著者:Daisuke Toritsuka, akehiro Nishiki, Kohji Iha, Kiyotoshi Hanashiro, Yasuharu Azuma, Nobuhiro Shimabukuro, Yasukatsu Takushi, Morihito Ota, Junko Higa, Kuniki Higa, Akira Gakiya and Atsushi Nakachi

Metastatic rectal carcinoma from endometrial adenocarcinoma : a case report and review of the Japanese cases
(Ryukyu Med. J,. 36(1,2) 29-36,2017)
執筆者:Tsuyoshi Teruya、 共同著者:Atsushi Nakachi, Shoko Doi, Toshiyuki Maehama and Masaya Kiyuna

A case of rectal cancer in which the administration of mFOLFOX6 plus cetuximab might have caused duodenal perforation
(Ryukyu Med. J,. 37(1-4) 97-104,2018)
執筆者:Tsuyoshi Teruya、 共同著者:Masaya Asato, Atsushi Nakachi

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