乳がん

当院の取り組み

乳がん

医師紹介

理事長 兼 乳腺外科部長
比嘉国基

  • 日本乳癌学会乳腺専門医日本外科学会外科認定医

乳がんとは

乳房は母乳(乳汁)をつくる乳腺と、乳汁を運ぶ乳管、それらを支える脂肪などからなっており、それらに発生するがんが乳がんです。乳がんの多くは乳管から発生する「乳管がん」です。乳がんが見つかるきっかけとしては乳房のしこりなどの症状に自分で気づく場合やマンモグラフィ検査などによる乳がん検診を受けて疑いを指摘される場合が多いようです。乳がんは早期発見により適切な治療が行われれば、良好な経過が期待できます。しこりなど自覚症状がある場合はすみやかに受診することをお勧めします。

乳がんの治療方針

当院における乳腺診療は、「乳癌を美しく治す」を目標に、2次検診・診断・治療(手術、抗癌剤、ホルモン治療)を行っています。受診者の中には、他の病気を患っている方もいます。総合病院のメリットを活かし必要な診療科と連携し、より安全な医療の提供を心がけています。また手術が必要な場合、当院では小さな傷で行う乳癌内視鏡手術を行っています。内視鏡手術では乳輪と腋窩(わき)の切開から乳房温存術または全摘術を行います。

当院の特徴

乳がんの診断には、超音波やMRIに限らず、最終的に組織検査(生検)が必要になります。乳房MRIで見つかる乳がんの診断をするために行うのが、乳房MRIガイド生検です。県内では当院だけが10年前から行っています。導入時は保険適応がなく自費で行ってきましたが、2018年4月から認定施設のみ保険適応となり、当院でも4月から保険診療で提供できるようになりました。
また当院では患者様の心のストレスも軽減すべく2007年より小さな傷で行う乳がんの内視鏡手術を導入しています。内視鏡手術を導入により、乳房全摘術も小さな傷で行えるようになりましたが導入当時、特に人工乳房再建は保険適応が無く、乳房再建希望者には自費で行うしかありませんでした。2017年7月に、人工乳房再建が保険適応となり、多くの患者様に行えるようになりました。当院は以前より、バスト専門のナグモクリニック(東京)と連携し乳房再建に取り組んでいます。今後も引き続き、当院形成外科、ナグモクリニックと連携を強化しながら、乳がん治療に取り組んでいきます。

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